【黄河源流S#011】中国の田舎町を走る。ここは甘粛省ユ中県-走行距離121.3km

2011年06月08日 甘粛省 / ※上海から2,000km

曇り 最高気温33度

久しぶりの100km越え。しんどかったー。

8:30にスタートして20:30着。12時間か。平均すると時速10㎞だってサ(笑)

超が付くほどの田舎町を出発したがいきなり道を間違えた。しかし怪我の功名で裏路地を見ることが出来た。
312国道に戻り漕ぎ漕ぎするが今日はペダルが軽い!

・・・と、思ったのはせいぜい2時間までだった。朝ごはんを食べずに出発したのがマズかったな。
昨日のお昼(卓球をしたところ)で持たせてもらった「餅」(パンのようなもの)を鞄に入れていたのを思い出して、路上でほおばる。
そこへ村人たちが例のごとく群がる。

路上で朝ごはん♪
どこからともなく現れる村人たち。
イケメンな爺様。方言がキツクて何言っているのか分らない!
けれど・・・なぜか会話が盛り上がる! 不思議なものなのですよ。ホントに。
お父ちゃん!娘にデレデレですよ!
はい。いつもの記念撮影!2000kmという事でかなりニヤけておりますね。

快調だったのはそこまで。緩やかに続く登り坂にノックアウトされた。
やっぱり2000m超えると息が切れるのは、酸素のせいだな。体力が無いからかなと思ったありもしたけれど違う。
峠を一つ越えたところでお昼ごはん。食べた途端に睡魔が襲ってきたので30分ほど仮眠してから走り出す。

今度はロバだ・・・。

向こうから一台の旅チャリ登場。止まって挨拶すると、 GIANT (台湾の自転車ブランド)の社員だそうだ。
さすがにカッコいい。また小一時間ほど走ると今度はイケメン 3 人組に遭遇。
ウルムチから西安までらしいが、ここまで 10 日で来たとの事。

これ以外にもすれ違い挨拶したチャリダーが2人。全員東から西に走っている。
そりゃそうだ。中国は西に向かうと苦しいものね。分かっていながら俺は西へ向かう。
夕方に近づくころ、最後の峠を登っていると、今度はバイクライダーの二人組に会う。
ちょっと普通の中国人とは違う印象。乗っているバイクもBMWのカスタム。

彼らはバイクで中国を旅している。彼らは一日800km走るそうです。

「俺の10倍かぁ」とつぶやいたら、彼らも言いました「僕らの10分の1だね」って(苦笑)
彼らは一日に800kmは走るそうだ。色々聞いてみるとこれから僕が走るルートを、
丁度彼らも走ってきたとの事。情報を貰う。意外に山奥まで道路は整備されているらしい。

休み過ぎたのか、走りすぎたからなのか、そこから今日のゴールまでの35kmが異常に苦しかった。
特に最後の3kmは、走っても走っても着かないと感じるほど。
おまけに・・・旅館がなーい。蘭州まであと僅からだから結構栄えているかと期待したけれど、全くダメ。
ようやくたどり着いた旅館は、今まで泊まった旅館の下から2番目レベル。
明日には蘭州に着くから、楽しみは明日に持ち越そうっと。
それにしても疲れた。

ガッカリ旅館。よりによってフロントが4階。気合いで自転車と荷物を運びこみました。
廊下中トイレ臭い。部屋の中ジメジメ・・・はぁ・・・
昼ごはん:19元
夜ごはん:4元
旅館:120元

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