【黄河源流S#030】中国の青海省にある温泉郷-走行距離37km

2011年07月08日 青海省 /

昨晩のあまりの寒さで、日が昇ってから二度寝に入ってしまった^^
のんびり行くべ。

朝起きたらお湯を沸かしてコーヒーを。

で、走りだす。今日は過去最高地点を目指す日!
緩やかに上りだすが、その緩やかさは真綿で首を絞める如く、ジンワリと頭痛が・・。
そんな坂の道路脇で、羊の毛を刈っているところに遭遇。

羊の足をロープで縛って動けなくしておいて、どデカイハサミでジョキジョキと・・。

一丁あがり♪ 丸丸していた羊はやせぽっちクンに。

刈った羊毛の山積み! 手に取るとふんわりと暖かい。

ハナタレ小僧にもホドがある!くらいの鼻水♪
でも・・・目が綺麗・・・。

そんなのどかな風景はあったものの、地獄の坂道は続いた。
もう苦しくて苦しくて・・・・。最後の数キロは漕ぐこともできず、涎を垂らしながら押して進んだ。
そしてついに!

海抜4499mに到達! メチャクチャ元気そうな笑顔だな?^^

峠を下った(と言っても標高で600mほど)ところの「温泉郷」に到着~
温泉旅館・・・などとシャレたものはございませぬ。あるのは風呂なしの招待所のみ。
しかも80元!?あーりーえん!という事で、村人に聞いてみたら近くに温泉があるらしい!
(昔は温泉街だったらしいが、すっかり廃れてしまい、地元の人たちが自分たちの為だけに管理している様子)
で、地元の人に仁義を切って(?)テントを張らせてもらう事に。

着いた時は晴れていたのですが、一気に雨雲が広がり・・・土砂降りに。
自転車はテントの前室に押し込められるので没問題!
予想通り、地熱でテントの中もホカホカ♪ でも結局温泉には入れず・・・涙。

僕が寝る間際まで、離れなかった悪ガキ3人!^ ^
憎めないいたずらっ子だった。

そうだ。写真を撮らなかったので忘れていたが、偶然にも小学校の先生とここの温泉で出会った。
この村には小学生がなんと!300人もいるとのこと。彼は算数の先生。
中学校は遠く隣町に行かないと無いとの事。先生と生徒が一緒に温泉に入っている風景・・・。
親子でもなく、他人でもない、不思議な距離感。 地域社会というのは、こういうものなのでは?

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